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「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ――テレワーク・オンライン授業のお昼には「リメイクおうち弁当」がオススメ!

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写真/小川 真樹(Maki Ogawa)

新型コロナウイルス感染症拡大を抑止するため、主要エリアで再び緊急事態宣言が発出されています。昨年4月の緊急事態宣言以降、私たちのライフスタイルは大きく変化しました。とくに顕著なのが、3密を回避するためのテレワークやリモート・オンライン授業です。もちろん、さまざまな弊害もあるでしょうが、ZoomなどのWeb会議ツールを活用し、仕事や授業をこなしている人も多いことでしょう。

一方、毎日ご飯をつくるお母さん、あるいはお父さんの心労も大きいに違いありません。ステイホームゆえに、朝昼晩と毎回ご飯を作るというのは、意外にも労力がかかるものです。そこでこのコロナ禍(下)であっても家族が平穏、健康でいられ、しかも時短で作ることのできるお弁当の極意を、「お弁当作家」の小川真樹さんに教えていただきます。ぜひ、日々の食事づくりの参考にしてみてはどうでしょうか。

コロナ禍、ステイホーム中の昼食の極意 「リメイクおうち弁当」

はじめまして。お弁当作家の小川真樹と申します。

子どもの幼稚園入園をきっかけにお弁当作りを始めました。

普段はキャラ弁を作ったり、大人用のお弁当を作ったり、お弁当本の出版やテレビ番組出演、SNSを通して、お弁当の魅力、楽しさを国内外の皆さまにお伝えしたいと活動中です。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この度の新型コロナウイルスの影響を受け、在宅勤務や休校、オンライン授業などでおうちでお昼ご飯を食べる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

実は我が家の息子たち(大学生・専門学校生)もこの1年間オンライン授業メインでほとんど学校に行けておりません。母としては、お昼ご飯の準備はもとより、それぞれのお昼休み時間が違うというのもまた悩ましく……。

というわけで、前日の晩御飯や朝ごはんの残りの味付けを変え、常備菜や市販品をサブおかずにした「リメイクおうち弁当」を、子供たちと自分用に用意しています。

各々手隙な時間にお弁当を食べ、食べ終わったらまた各々でお弁当箱を洗うだけ。作る時間も後片付けの時間も短くて済みます。

お昼休みを有意義に過ごしたいと思うのは親子共通です(笑)。

炊き立てご飯に混ぜるだけ! 「塩さばバターご飯のお弁当」

先日、晩御飯で塩さばが1枚残ってしまいました。



焼いて温かいうちに身をほぐしておきましょう(温かい方が皮と骨がきれいに取り除けます)。

和のイメージの焼きさばですが、バターともよく合います!

塩さばバターご飯の材料(2人分)

塩さば:1枚
ご飯:400g~450g
塩:適量 ※塩の量は塩さばの塩加減によって調整してください。
白ごま:大さじ1
バター:15g(有塩)
大葉:3枚

作り方(調理時間 10分)

1.塩さばは焼いて皮と骨を取り除き、身をほぐしておく。



2.炊き立てのご飯に、ほぐした塩さば、塩、白ごま、バターを加え、しゃもじで切るようにさっくり混ぜ合わせる。



3.粗熱が取れたら刻んだ大葉を加える。※ご飯が熱いうちに大葉を加えると、大葉の色が悪くなってしまいます。



4.お弁当箱に、塩さばバターご飯を詰め、常備菜(ツナきんぴらレンコン)、市販の漬物(切り干し大根はりはり漬け)、ミニトマト、ゆで卵を添える。

栄養バランスの方程式 お弁当箱の1/2にご飯、1/4に野菜、1/4にタンパク質

お弁当箱に詰めるときに、お弁当箱の1/2にご飯、1/4に野菜、1/4にタンパク質を心がけると、自然と栄養バランスが整います。

塩さば以外でしたら、焼き鮭やアジの開きがお勧めです。イワシやタイなどの骨の細かいお魚は骨を取り除くのが大変なので、できるだけ骨の少ない(または取り除きやすい)お魚が向いています。

残り物にひと手間加えることでまた違ったおいしさが味わえます。

焼き魚が残ってしまったときにぜひお試しください。

「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ
色がよければバランスもよし!「バイキングのっけ弁当」

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この記事を書いた人

お弁当作家  

栄養バランスはもちろん、かわいい弁当をつくることで主婦などから支持される「お弁当作家」。その色彩豊かなお弁当づくりには国内だけではなく、海外からも注目され、日本独自の「Bento」文化を牽引。メディア出演は『NHK Bento Expo』(毎週火曜ON AIR)、著書に『Yum Yum Bento Box 』(アメリカにて出版/英語、フランス語、韓国語)、『かわいキャラクターのお弁当』(ブティック社 刊)、『Yum Yum Bento Box All Year Around』(アメリカにて出版/英語)、『Ultimate Bento』(アメリカにて出版/英語)などがある。

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